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秋は気候も過ごしやすくなり行楽シーズンですね。
車に乗って遠出を計画しているご家族も多いのではないでしょうか。

ご家族で旅行の計画を立てるのは、とてもワクワクして期待が高まっていると思います。
一方、10月以降は日没が早くなることもあり、交通事故の被害が多発してしまう傾向があるので注意喚起が行われています。
「秋の全国交通安全運動」、「交通事故死ゼロを目指す日」など
行楽や年末シーズンを前に交通安全のための取り組みが活発になっていますね。
2024年9月には日本自動車連盟(以下、JAF)がチャイルドシート着用の推奨基準を
「身長140cm未満」から「身長150cm未満」に引き上げたのをご存じですか?
最近の自動車には自動ブレーキ(ABS)をはじめ、多くの安全装置がありますが
今回は大事な人を守るシートベルト・チャイルドシートについてお話しします。
◆シートベルト/チャイルドシートに関わる法律について

日本では、一般道路・高速道路に関わらず、すべての座席でシートベルトを着用することが義務付けられています。
シートベルトを着用していない場合、「座席ベルト装着義務違反」となります。
また、6歳未満の子どもの場合、チャイルドシートの着用が義務付けられています。
交通事故が発生した場合は、車内にいる人全体にリスクがあります。
免除規定があるから「着用しなくてもよい」ではありません。
万が一、事故が起きたときに、正しくシートベルト・チャイルドシートを着用することが大事です。
(道路交通法第71条の3 病気などやむを得ない理由がある場合を除く)
また、保険や損害賠償の面でもシートベルトは大事です。
シートベルト非着用の被害範囲は被害者側の過失と見なされる場合があります。

◆過去の教訓を学び改善していくために
2024年8月、福岡県で軽乗用車と路線バスが衝突するという事故が発生しました。
残念ながら、女児2人が犠牲になるという痛ましい事故でした。
事故発生時、軽自動車に乗っていた女児はシートベルトを締めていたそうです。
しかし、身長が140cm未満ということが災いしました。
装着していた一般用のシートベルトによって、腹部や胸部などを強く圧迫されたことが原因ではないかと考えられました。
悲惨な事故を通じて、本来は命を守るために装着していたはずのシートベルトに潜む危険性が示唆されました。
2人のご冥福を祈るとともに、小さな命が教えてくれた教訓を守らなければなりません。
そのような背景があり、2024年9月には身長150cm未満の子どもはチャイルドシート使用が推奨されるようになりました。
◆実体験で感じたシートベルトやチャイルドシート大切さ
ある出来事があってから、ぼく自身もシートベルトの大事さを体感したことがあります。
5年ほど前、地元にいた両親と妹が乗った車が自損事故を起こしたことがあります。
不幸中の幸いで全員の命に別条はありませんでしたが、リハビリや車の買い替えなどに時間もお金もかかりました。
深夜に親戚から『緊急治療室に搬送された』と電話があったときには気が気ではありませんでした。
あのような不安な気持ちを誰にも味わってほしくないです。
主治医の先生から聞かされた話によると、
シートベルトやチャイルドシートを着用していない場合、事故の衝撃でドアや窓を突き破って車外に放り出される危険もあるそうです。
高速道路では緊張感を持って運転していたにもかかわらず、一般道に入った時に気が抜けてしまったのが事故の原因でした。
第三者を巻き込むこともなく、命に別条がなかったのは不幸中の幸いでした。
車で遠出するときには、常に安全運転とシートベルト・チャイルドシートの着用を心がけていただきたいです。
◆150cm未満の大人もチャイルドシートを着用すべき?
身長が140cmに満たない子どもがチャイルドシートなしで、シートベルトを着用していると
事故が起きたときに腹部を圧迫してしまう危険性があります。
そのため、JAFでは6歳以上でも140cm未満の場合にはチャイルドシートの使用を推奨しています。

同時に話題になっているのが、
「150cm未満の大人はどうすべきか?」という疑問です。
JAFの担当者による公式見解では、
「体格や骨格が成長している大人であれば、自分でシートベルトの位置を調整することで安全を守ることができる」とのことです。
◆さいごに
最近は、子どもの成長や車での旅行に合わせて、チャイルドシートをレンタルするサービスもあるそうです。
乗車中の安全を守るために、ぜひシートベルト・チャイルドシートはお忘れなく。
それでは今日はこのあたりで。