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ToggleShibaura Fam.のこまちゃんです。
自分たちが子どもの頃と違い、スマホやタブレットが当たり前の時代になりました。
それと比例して、お子さんがインターネットに触れる機会も増えてきています。
便利である反面、「うちの子、大丈夫かな?」と心配になることも多いのではないでしょうか。
今回は、小さい子どもがいるご家庭に知っておいてほしい「情報リテラシー」についてお話しします。
◆情報リテラシーとは

難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば「インターネットの情報を正しく使いこなす力」のことです。
ネットの情報を見分ける力、安全に使う力、自分や他人を悪意ある人から守る力、そして、無意識のうちに加害者になることを防ぐ力とも言えます。
◆小学生のうちから気をつけたい5つのポイント

① 一度インターネットに載せた情報は消せないことを教える
写真や動画、コメントなど、一度インターネットに投稿したものは完全には消すことができません。
誰も見てないだろうと思っても、スクリーンショットで保存されていたり、誰かがコピーしていたりする可能性があるからです。
「これを世界中の人が見ても大丈夫?」と投稿前に一度立ち止まる習慣や責任感を身につけることが大切です。
②個人情報は絶対に載せない
名前、住所、電話番号、学校名、習い事の場所など、個人を特定できる情報は絶対に載せないこと。
写真の背景に家の外観や電柱などの住所の特定ができてしまう構造物が移り込んでいないかをチェックすることが必要です。
写真に位置情報が埋め込まれている場合もありますので削除する必要があります。
「知らない人には教えてはダメだよ」という声かけはもちろん、「ネット上で仲良くなった人も、実際には知らない人だよ」という意識も大切です。
③インターネットの情報をすべて信じない
インターネットには正しい情報もあれば、間違った情報もたくさんあります。
子どもは書いてあることをすべて本当だと思いがちです。
「これって本当かな?他のサイトでも確認してみよう」
「一緒に調べてみようか」
と、情報を疑う姿勢と確認する習慣をつけることが大切なので教えてあげましょう。
④人を傷つけない使い方を身につける
小学生もSNSやゲームのチャットで、友達とのやりとりが増える時期です。
文字だけのコミュニケーションは誤解を生みやすく、ちょっとした一言で相手を傷つけてしまうこともあります。
「相手の顔が見えなくても、画面の向こうには人がいる」
「自分が言われたら嫌なことは書かない」
という基本的なマナーを伝えましょう。
とある名探偵の小学生の言葉を借りると、
「言葉は刃物なんだ。使い方を間違えると、厄介な凶器になる。言葉のすれ違いで、一生の友達を失うこともあるんだぜ」
という名言もあります。
自分では何気ない言葉のつもりでも、他人を深く傷つけてしまったり、取り返しのつかないことがあり得るということをお子さんに教えてあげましょう。
⑤困ったときは必ず相談する
「変なメッセージが来た」
「知らない人から友達申請された」
「怖いサイトを見てしまった」
「変なファイルをダウンロードしてしまった」など、子どもが不安を感じたときに、すぐに相談できる関係づくりが一番大切です。
「怒らないから教えてね」と日頃から伝え、実際に相談されたときは、まず話を聞いてあげることが信頼関係につながります。
◆家庭でできる具体的な対策3選

今日からでもすぐにご家庭でできる具体的な対策を考えて、実際に習慣にしてみてください。
早くから始めることが家族を守ることにつながります。
①ルールを一緒に決める
PCやスマホ、タブレットなどを使う時間、使っていい場所、見ていいサイトなど、親子で話し合ってルールを作りましょう。一方的に決めるより、子ども自身も考えることで守りやすくなります。
一度ルールを決めたあとも、定期的に話しあって見直すことがおすすめです。
②リビングで使う
特に小学生のうちは、親の目が届く場所で使うのがおすすめです。何か困ったことがあっても、すぐに気づいてサポートできます。
③子どものインターネット利用の制限
Googleや各種通信キャリアがインターネット制限やフィルタリングサービスも提供しています。
インターネットのリスクから子どもを守るための方法を検討中の方は、ぜひご参考にしてください
ぜひご家庭ごとにあった対策を考えてみてください。
◆さいごに
ネット上であっても『そんなつもりじゃなかった』は通用しないことがあります。
情報リテラシーは、一度教えたら終わりではありません。常に変化するインターネットの世界では、子どもの成長に合わせて必要な知識も変わってきます。
完璧を目指さなくても大丈夫です。
まずは「インターネットには良い面も悪い面もある」ということを、一緒に学んでいくことが大切です。
お子さんが安全にインターネットを楽しめるように、できることから始めてみませんか?
それでは今日はこのあたりで。