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【防災】田町・芝浦エリアで地震が起きた時の津波や液状化の被害とは?

Shibaura Fam.のナタリーです。

ようやく、南海トラフ地震臨時情報に伴う「特別な注意の呼びかけ」が終了しましたね。
日々感じていた不安が少しだけ解消された気持ちです。

ただ、呼びかけが終了したからといって絶対に安全というわけではありません。
いざというときにパニックになることなく、少しでも冷静に行動できるようになれればいいなと思い
避難や防災についてわたし自身も勉強中です。

◆津波のリスクは?


◎港区芝浦の特徴

芝浦地区は海に面しているベイエリアです。

港区は多くの地域が台地の上に位置しており、比較的地震に強いエリアといわれています。

芝浦エリアは、海が近いということもあり津波や洪水が心配ですが、地形的に影響は少ないようです。
目の前は東京湾ですが、水深が数十メートルというのもあり、海底が数メートル動いても大きな津波は発生しないそうです。

東京湾の構造上、外洋からの入り口が狭く、中で広がっている形状であることから
外からの津波が湾内に進むにつれて増幅するような現象は起こりにくいといわれています。

港区の出している「津波・液状化シミュレーション」で巨大地震の津波予想が確認できます。
https://www.city.minato.tokyo.jp/sougoukeikaku/kankyo-machi/toshikekaku/kekaku/bousaimachidukuri/documents/06_tunamiekijyou-kextuka.pdf

ただし、芝浦エリアは埋立地ということもあり、液状化の被害が起こりうるので何かあった時の準備は欠かせません。

◆地震が起きた時に起こる被害とは?


日本史上で最大の被害が想定される元禄型関東地震(マグニチュード8.2)が発生した場合を想定して作成されたハザードマップがあります。

地震による直接的な被害だけでなく、津波や液状化による交通の混乱などを想定し
予防策や危険なエリアが色分けされて示された地図のことです。

また、地震や津波などの被災時の避難場所なども掲載されているのでご参照ください。

港区のハザードマップはこちら

地震があったときに近づくと危ない建物、台風や大雨、洪水のときに危ない水場や用水路などを把握することができます。
お子さまにも普段から近づかないように伝えたり、地域の大人が目を向けたり声をかけあうことが地域の安全を守ります。

◆港区が発表しているハザードマップ

港区も防災・災害対策のための各種防災マップが作成されています。
あらゆる角度から被害をシミュレーションしており、被災時の被害を回避するためのツールがあります。

◎津波ハザードマップ
◎液状化マップ
◎揺れやすさマップ
◎浸水ハザードマップ

自宅周辺だけでなく、家族の誰かがよく通る道や場所の周辺も確認しておきたいですね。
各ハザードマップは、WEB上だけでなく各地区総合支所の協働推進課窓口でも配布されています。

◆災害が起きたときは

◎津波は地震から何分後に来る?

結論から言うと、一概に何分後に来るとは言い切れません。
地震の震度や規模、震源地によって危険性も変わるためです。

現在の研究や調査によると、地震発生から津波警報発表までは約3分あると言われています。
大きな地震を感じたら非難するための準備を開始し、津波警報発表に従って速やかに避難行動をとることが大事です。

津波警報が流れたとき、近くに高台や避難場所がない場合、頑丈な鉄筋の建物(鉄筋コンクリート・3階以上)へ避難することが推奨されています。

下記の港区HPには、津波避難ビル一覧(令和6年3月現在)が掲載されているのでご参照ください。

また、シバファムのコラムでも芝浦地域の避難所一覧、津波避難ビルの一覧を地図付でまとめています。

【芝浦の避難所】
【芝浦の津波避難ビル】

防災の準備についても発信しているので、こちらも併せて確認してみてください。

◆さいごに

田町・芝浦エリアはJRや地下鉄も通っているので交通の便がいい街といえます。
オフィス街ということもあり、日中は通勤の方もたくさんいます。
日中に災害が起きた場合にはより混乱が起きる可能性が高いです。

防災学習は繰り返しすることがとても大事だと思っています。
1回学んだら終わりではありません。
様々な状況が変わってくると思うので、臨機応変に対応することが求められます。

いちばん大事なのは、ひとりひとりが防災意識を持つとともに、日頃から心構えしておくことです。
シバファムでもみなさまのお役に立つ情報発信をしていきます。

それでは今日はこのあたりで。

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