2025年オープン!「Pikkas」ピッカスインターナショナルプリスクールの代表中川さんにインタビューさせていただきました。

Shibaura Fam.のさっちゃんです。

今回はインタビュー第3弾!
2025年1月に芝浦3丁目にプレオープンする「Pikkas」ピッカスインターナショナルプリスクールの代表中川さんにインタビューさせていただきました。

◆ピッカスインターナショナルプリスクールについて


まずはピッカスインターナショナルプリスクールについて教えてください。

ピッカスは2歳から5歳のお子さまを対象にしたインターナショナルプリスクールです。
「子どもと家族と教職員の三方よし」をコンセプトにしています。
成し遂げたいことは子どもたちが主体的に学ぶ遊びの環境を作ることです。

大事にしているのは子どもがご機嫌でいること。
それが何よりも成長を促します。
これは綺麗事ではなく、そういうデータが実際に出ているんです。
子どもは生まれながらに探究心や学ぶ力を持っています。
つまり、子どもが満たされている状態の時、自分からどんどん学んで吸収していきます。

子どもがご機嫌でいるためには心地よい環境が必要です。
心地よい環境とはすなわち心的環境です。
心地よい環境を作り出すためには親御さん、先生もご機嫌でいることが大事になります。
だからピッカスは親御さんと先生の心地よさにも向き合って保育環境を作っていきます。

◆立ち上げの経緯

物件外観イメージ

ピッカスさんの教育についてお伺いさせてください。ピッカスさんではどのような教育を取り入れているのでしょうか。

私自身が海外で学んできた経験から、モンテッソーリ、レッジョエミリア、フィンランド教育など色々な教育方法の良いところを日本の子どもたちに合わせて取り入れているのがピッカスです。

有名な教育方法はたくさんあるのですが、生まれた国の文化とかその時代の課題に合わせた哲学なので
それをまるっと日本の子どもに当てはめてしまうとちょっとズレてるところがあるなと感じるんです。
もちろん、いいところもいっぱいあります。
それをピッカスというフィルターを通して取捨選択して今の子どもたちに合わせてブレンドさせていただいてます。

園の中では学年ごとに過ごすのでしょうか。

異年齢グループに分けて活動します。
縦割り保育とよく言われるような感じで、他の年齢の子と一緒に過ごしてもらうことを重視しています。
ピッカスでは2歳と3歳、4歳と5歳でグループを作ります。

小さい子は大きい子と一緒にいることで、お世話をされる。つまり弱い立場を経験します。
逆に年齢が上がると強い立場になってお世話をする立場を経験します。
お世話をされる側・する側、弱い立場・強い立場という色々な立場を経験することで想像力を養って欲しい。

自分が強い立場のときどうだったか、自分がどう感じていたのかを考えて動くことが日常的に起きることで学んで欲しいと思っています。

確かに学校に入って部活動が始まらないとなかなか他の年齢の子と触れ合う機会ってないですよね。
異年齢の場合どのような教育をしていくのでしょうか?


選択保育を行っていきます。
これはアドラー心理学を取り入れていて、ドイツで体験してきてすごくいいと感じて取り入れました。

具体的には、シンプルな言い方をすると、部屋にブロックコーナー・おままごとコーナー・電車コーナーがあったとして
こちらから「今からこれをやります」と提示するのではなく、自分で今日何するかを決めていきます。

自由遊びに近い印象を抱く方もいるでしょうが、そうではなく、「選んでそこで遊ぶ」飽きたら片付けて次に行く
というように自分で選ぶということをを練習します。

選択保育をドイツでご経験されて具体的にどんなところが良いと感じたのでしょうか。

海外で子どもたちと接してきて、オーストラリアでも多国籍のインターナショナルプリスクールにいました。
加えて、ドイツ国際村でもボランティアをしていて色々な国の子どもたちと関わりました。
その時に感じたのは子どもたちがすごい強い意志を持っていたことです。
意志がはっきりしていて、「学校にいきたい」「先生になりたい」「お医者さんになりたい」と言っている子どもたちのみなぎる目力が違うと感じました。

日本の幼稚園で過ごしていたとき、年長さんに「好きなものは何?」と聞いた時に全員答えられるかというと実はそうでもないんです。
そうではなくて、自分は室内の遊びが好きで、こういう遊びをしているときにすごい集中するというのを体験して欲しいんです。

選択保育をすることで、自分の好きなものってなんだろうと自分と向き合う。
これは子どもにとっては全然簡単ではなくて、2時間経っても自分が何して遊ぶか決められない子もいます。

自分が何をして遊ぶとすごく楽しいのかを自分で知って自分で決める体験。
小学校に入れば集団で動いたり、勉強はしていくので幼児教育では自分の好きなこととか個性とか自分って何が好きなんだろうを追求して欲しいと思っています。

◆制服、給食へのこだわり

制服、給食にもこだわっていらっしゃるそうですが、どのようなこだわりがあるのでしょうか

はい、給食はキッズデリさんというところから配送してもらいます。
保存料、着色料を使用していない給食とおやつです。
アレルギーがある子どもは自分だけ別のお弁当になってしまいがちですが、結構な割合でみんな同じお弁当を食べることができます。

お弁当は食中毒対策で冷やして配送されますが、ご飯はおひつで配送してもらうので温かい状態で食べることができます。
蒸しパンやゼリーなどのおやつも提供する予定です。


制服はオーガニックコットンで作っていて、デザインにもこだわっています。
着心地がよく、動きやすく、かつ泥だらけになっても洗いやすい制服です。
子どもたちのリュックもナップサックになっていて、子どもが自分でカバンを閉じやすい作りにしています。

◆さいごに


最後に記事を読んでいるの皆さまに一言お願いします!

一番伝えたいことは主体的な遊びによる学びを幼児期にしっかりやっておくことの重要性です。

私が大手の外資系企業で働いていた経験から、トップ企業が何を求めているかという観点を大事にしています。
知識とか学力ではなくて、考える力とか新しいものを生み出す力とか問題解決能力、本当にこれでよかったんだっけ?と思える力。

これからのAI時代に生きる子どもたちだからこそ、幼児期をたくさん遊んでたくさん頭使って考えさせた方がいいというのを私は信じていますし
自分の子どもにもそうさせたいと考えています。

中川さんありがとうございました!

開園が楽しみですね!
ピッカスさんでは随時入園説明会を行っているそうなので公式HPからチェックしてみてください。

12月には体験イベントも行われるそうです。
シバファムでも引き続きピッカスさんの情報を発信していきます。

それでは今日はこのあたりで。

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