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ToggleShibaura Fam.のソンちゃんです。
寒い日がつづきますが、いかがお過ごしですか。
12月も半ばにはいり、本格的な寒さがはじまりました。
あっという間に大晦日をむかえ、新年がやってきますね。
新年といえば、お雑煮やおしるこ、おせちなどついつい食べ過ぎてしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな食べ過ぎてしまった方にもおすすめなのが、1月7日に食べるあの食べものです。
七草粥(ななくさがゆ)って聞いたことはありますか?
七草粥は、1月7日の「人日の節句」(じんじつのせっく)に食べる日本の伝統的な料理です。
今回は、「人日の節句」の意味や、七草粥とはどんなものなのか調べてみました。
◆人日の節句(じんじつのせっく)とは?
別名、七草の節句(ななくさのせっく)ともよばれています。
新しい年をむかえて7日目の1月7日は、「人日の節句」または、「七草の節句」といい、春の七草が入った七草粥を食べる風習があります。
この風習の起源は古代中国から来ており、その昔、中国では正月元旦(1月1日)を鶏(とり)とし、6日までをさまざまな動物に見立てた占いを行う日としていました。
7日は人を占う日にあたるとしていたため「人日」と呼びました。また、この日には、7種類の野菜を入れた汁ものを食べたとされます。
奈良時代に日本に伝わったのがはじまりで、そのあと、お正月に若菜をつんで食べる“若菜つみ”や7種の穀物(こくもつ)をお粥にして食べる風習などと結びついたと言われています。
七種類の穀物はセリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ、ホトケノザ(タビラコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)です。
春の七草をすべて合わせると約12種類の薬膳効果があり、ビタミンやミネラルも含まれているとか。
お正月に食べ過ぎて弱った胃や風邪の季節には、うってつけの食べものですね。
◆なぜ七草粥をたべるのか?

七草粥を食べるのには、2つの理由があります。
①無病息災(むびょうそくさい)
②長寿健康(ちょうじゅけんこう)
【無病息災】とは、病気をしないこと、何事も達者なことを意味する言葉です。
ほかにも、災害や病気などの災いを防ぐという意味をもっています。
1月7日に七草粥を食べるのは、青菜の摂取が不足しがちな時期に、しっかりと体に取り入れるためでもあります。
さらに、お正月のごちそうを食べすぎて疲れた胃腸をいたわるためという説もあります。
【健康長寿】とは、いつまでも健康で長生きする、という意味の言葉です。
江戸時代は、現在よりも寿命はずっと短く、どうすれば健康でいられるか、長生きするための生活とは何かなど、今よりもいろいろなことが分かっていない時代でした。
そのなかでも「健康でありたい、長生きしたい」という意味を込めて七草粥を食べたということは、それだけ当時の日本人にとって「体に優しい」「健康的」な食事と思われていたのではないでしょうか。
◆まとめ
新年になると、ついつい食べ過ぎてしまい、正月太りなんて言葉もありますね。
1月7日は、子どもと一緒に七草粥を作って、無病息災、健康長寿を願ってみませんか。
それでは今日はこのあたりで。