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ToggleShibaura Fam.ソンちゃんです。
年も明け、月曜から仕事がはじまった方も多いのではないでしょうか。
2024年もたくさんの地域の方々との交流をし、芝浦地域のあたたかさを感じました。
それと同時に、もっと芝浦地域の歴史についても知りたいと感じました。
そこで今回は、芝浦地域の歴史や背景をもっと知るために、芝浦1丁目にある伝統文化交流会館に行ってきました。
◆港区指定有形文化財の伝統文化交流館

港区文化交流会は、港区指定有形文化財である「旧協働会館」を保存・活用して、さまざまな伝統文化や地域の文化に関する事業を行うことにより、伝統文化の継承やコミュニティの活動、地域交流の拠点として活用していく施設です。
老朽化のため、2000年に閉鎖されましたが、保存活用を望む地域の声を受け、保存整備を行い、令和元年(2019年)12月に竣工を迎え令和2年(2020年)4月に新しく「伝統文化交流館」として開館しました。
※港区立伝統文化交流館パンフレット参照
◆芝浦の歴史を振り返る展示室
受付を終え、まずはじめに入ったのは情報コーナー(展示室)です。
ここでは、見番時代の建物の様子や、建物周辺の移り変わりについて、
写真などを用いて紹介されていました。
※見番とは:芸者屋の取締りなどをする事務所のこと。
芝浦地域は江戸時代、漁場(りょうば)で海産物がよく取れたみたいで、今でも芝海老は有名な特産物のひとつです。
芝海老と言えば、以前新橋で行われた全国交流物産展にて、芝浦地域の出店で、芝海老のから揚げが売られていました。
このことから、今でも芝海老は、地域に根付いている芝浦の特産物とも言えます。

◆情緒あふれる交流の場と舞台
漁場以外でも、明治時代に料亭兼芸妓屋が開業し、土地の将来性に着目した業者が、温泉旅館を開業し、そこから芸妓屋も増えていきました。
当時の芸妓屋の練習場所を再現しているのが2階の大広間です。
「百畳敷(ひゃくじょうじき)」と呼ばれた大広間は、稽古場として使われ、剣舞、謡曲といったさまざまな芸能稽古にも使われていたとの事です。
実際に広間はとても広く、なんと畳部分は約70畳、舞台部分は30畳もありました。
舞台以外にも、昔懐かしい「磨りガラス(すりがらす)」や、「格子天井(ごうてんじょう)」などは、昔にタイムスリップしたかのような気持ちになりました。

◆さいごに
館内1階には、軽食を楽しめる「憩いの間」もあり、子どもから大人まで楽しめる施設になっています。
年始には、振舞い酒を配っていました。他にも、一年を通じてイベントも盛りだくさんなので、イベントカレンダーを参考にするのもいいですね。
休館日は年末年始(12月29日~1月3日)・臨時休館日となっています。
入館料も無料で、バリアフリーも充実しているので気軽に足を運びやすいです。
芝浦の歴史を知るのにもってこいの場所です。
また時間をとって、芝浦の歴史を学んでいこうと思います。
それでは今日はこのあたりで。
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