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2025年ものこりわずか。
先日、いつもよりも早い時間帯に帰路につくことがありました。
そのときに夕方の空が「え、もう暗いの?」って思うくらい早く日が沈んでいることに気がつきました。
2025年12月22日は、1年で一番昼が短い“冬至(とうじ)”の日だということを知って納得でした。
地域の小学生たちが下校するころには真っ暗です。生活リズムも冬モードに切り替わる気がします。

◆冬至の由来と日本ならではの風習の話
冬至は、太陽の力が一年で最も弱まる日とされ、昔の人たちは「ここからまた明るさが戻ってくる」と“太陽の復活”を祝ってきました。
日本では、冬至に「ん」のつく食べ物を食べる風習が知られています。
にんじん、だいこん、れんこん、なんきん(かぼちゃ)など、栄養が豊富な食材が多くあります。
ぼくの実家では、かぼちゃの煮物を食べて、ゆず湯に入るのが恒例行事でした。
ゆず湯に入った日は、身体がポカポカして、いつもよりぐっすり眠れる気がします。
港区で暮らしていても、お風呂にゆずを浮かべるだけで季節の行事がぐっと近くなります。


最近は、ホットゆず茶で身体を温めることがオススメです。

◆世界にもある冬至のお祝い文化
冬至を祝うのは日本の文化だけではありません。
世界中で大事にされてきた冬至のお祝い。
北欧では“ユール“というお祭りがあり、東アジアでは“家族で集まる日”として食事を囲む文化があります。
こうして見てみると、冬の暗さのなかで「光を感じたい」「家族であたたまりたい」という気持ちは、古今東西、万国の人類に共通している本能的な想いなのかもしれません。
◆クリスマスと冬至には、関わりがあるって本当?
「クリスマスって冬至がルーツって聞いたけど本当?」と聞かれたことがあります。
実は、古代ヨーロッパでは冬至の頃に“太陽の再生を祝う祭り”があり、それがキリスト教の暦と重なっていく中で現在のクリスマス文化に影響したという説があります。
つまり冬至→太陽の復活→光を祝う→クリスマス、という流れです。
こうやって調べてると、冬の街をイルミネーションで飾りつけることも「光を分けあう」という意味に感じられて、心もちょっと温かい気持ちになります。
◆冬至を子育ての味方にする小さなヒント
太陽が沈むのが早い冬の日は、気分が落ち込みやすくなると言われています。
子育て中のママやパパも
「冬はいつもより気分が落ち込むことがある気がする」
「暗いと子どもが不安がる」
なんて声をよく聞きます。
でも、少しだけ視点を変えると、冬至は“折り返し地点”でもあります。
ここからまた日が昇っている時間が長くなっていくのを、お子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
冬が旬の食材を食べたり、ゆず湯で身体を温めたり、季節の行事を家族で一緒に楽しむことはおすすめです。
そうした体験が毎日をちょっとずつ豊かにしてくれ、子どもの記憶にも残っていることが多いです。
それでは今日はこのあたりで。