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日本の伝統的な行事でもある節分。
2025年の節分は2月2日(日曜日)です。
子どもと一緒にご自宅で節分を楽しむご家族も多いのではないでしょうか。
今回は日本の伝統的な行事のひとつ、節分についてご紹介します。
◆節分とは
2月の行事である節分といえば、
・鬼の姿を模した大人にむかって「鬼は外、福は内」と声を出しながら豆をまく。
・その年の縁起がいいとされている方角に向かって恵方巻を食べる。
そんなイメージでお馴染みの行事です。
近所の幼稚園や保育園からは元気に「鬼は外、福は内」という掛け声が聞こえてくる時期です。
また、幼稚園や小学校、自宅で豆まきしたり、恵方巻きや豆を使った節分料理を食べることがあります。
1年間の健康を願う行事です。

◆節分の成り立ち
豆まきや恵方巻も縁起を担ぐ日本の伝統的な恒例行事です。
「鬼は外、福は内」と掛け声をしながら、「家族みんなが一年間、元気に過ごせますように」という願いを込めます。
節分といえば2月3日のイメージが強いですが、正確には立春の前日を指します。
地球の公転周期と暦のズレを補正するために日付が変動するそうです。
直近では2021年が124年ぶりに2月2日が節分でした。
◆鬼(わるいもの)を追い払う
1月、2月は寒く、季節の変わり目であり、乾燥しやすい時期でもあります。
体調を崩しやすい季節でもあるので、昔から無病息災を願う節分が催されてきました。
目には見えないわるいものを「鬼」に見立てて、それらを追い払うために豆をまいていきます。
豆というのは、昔は「魔を滅する」と語呂合わせされたこともあり、鬼を退治するために使われるとされてきました。
大豆は「畑の肉」といわれるように、たくさんの栄養が含まれています。
そのため、体調を崩してしまうのを予防する意味もあったのかもしれません。
◆恵方巻の意味

2025年に縁起が良いとされている恵方は、「西南西」です。
こちらの方角を向いて願い事を思い浮かべながらしゃべらずに恵方巻を食べると、願い事が叶うといわれています。
恵方巻は、巻き寿司であり「福を巻き込む」縁起物とされています。
巻く具材には決まりがないので、子どもと一緒に好きな具材を巻くのも楽しいですね。

◆節分の豆まきでは子どもの誤嚥(ごえん)にご注意を
節分は楽しみながら健康祈願する行事ですが、注意すべきこともあります。
それが、豆まき前後での誤嚥(ごえん)事故です。
消費者庁も「5歳以下の子どもが硬い炒り豆を食べるときは、のどに詰まらせないように注意が必要」と注意喚起しています。
また、豆以外のものを誤飲してしまわないように注意が必要です。
誤嚥や誤飲を防ぐために、豆まきをするときには個包装されたものを使うと安心です。
◆さいごに
今回は、日本の伝統的な節分についてご紹介しました。
節分本来の由来は『季節の変わり目にわるいもの』を追い払うことからはじまりました。
鬼のお面をはじめて見た子どもはびっくりするかもしれません。
必要以上に怖さだけが残らないように、家族全員の健康を願いながら日本の伝統行事を楽しむようにしてみてください。
豆まきや恵方巻を食べるときには、誤嚥やアレルギーに注意しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
それでは今日はこのあたりで。